タカヤマです。
大震災より17日目を迎えております。皆様、ご無事でしょうか。
被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
自分は震災時、会社にいました。
小学生の時に避難訓練で机の下に入ることを習いましたが、今までは多少の羞恥心があり、机の下に入ったことがありませんでした。ですが、今回はそんな羞恥心が出る余裕も一切なく、何よりも生命の危機を感じ、一目散に机の下にもぐりました。震度5強の東京でさえ、そのような恐怖を感じたので、被災地の方の恐怖は想像を絶します。本当に心が痛みます。
ちゃんと被災地に義援金を届けてくれるような募金になるべく協力させて頂いているのですが、一部着服していたりはしないかと不安も多少よぎります・・・。日本人の心を信じたいです。
震災当日、電車が一切止まりましたので4時間かけて歩いて帰ることにしました。自分は歩き慣れているので、4時間くらいであれば問題ないのですが、何よりも寒さと空腹が厳しく、食べ物を求めてコンビニも飲食店に行くも長蛇の列。街は人で溢れ返っていて、情報が錯綜していました。
自分は『今日は電車は復旧しない』覚悟で最初はズンズンと帰宅に向かっていたのですが、寒さと空腹で心が折れはじめ、近くにいた見知らぬ人たちの『電車が動き始めたらしいよ』という会話が聞こえ、すがる思いで地上から地下鉄へ。
案の定、復旧していませんでした。
こんなときに余計な体力を使ってしまったと地上に出て後悔をしていると、信号待ちしている近くの父子の会話が耳に入ってきました。
『お父さん、みんなこっちに向かってるよ。いいの?こっち行かなくていいの?』と不安な子供さん。
『周りに流されるな』と力強く子供に諭すお父さん。
タイミングがタイミングであっただけに自分も諭されました。
非常事態に判断や決断を下すのは難しいことではありますが、非常事態であるからこそ、心を強く持ち、何事にもブレない強さが大切であることを学んだ日でもありました。
被災地の一刻も早い復興を切に望んでおります。