第48回◆労働基準監督署の調査・監督の流れ1◆
上場企業の法務を担当しております。労働基準監督署の調査について、どのような流れか詳しくお聞かせください。
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労働基準法を施行するために労働基準監督署の職員には、労働基準監督官が存在します。
この労働基準監督官には、次のような権限が与えられています。
①事業場、寄宿舎等に臨検(法令違反の有無を確認するため事業場等に立ち入ること)し、帳簿及び書類の提出を求めたり、使用者や労働者に尋問を行うこと
②法令違反の罪について、司法警察官の職務(犯罪の捜査や差し押さえなど)を行うこと。
③事業の附属寄宿舎が安全及び衛生に関して定められた基準に違反し、かつ、労働者に急迫した危険がある場合に、その使用を停止することを命じること。
これら①から③の権限により、労働基準監督官は、事業所に立ち入り事業主や労働者に対して報告を求めたり、違反者を逮捕することができます。
では、次回はこのような権限による立ち入りの流れをご紹介したいと思います。
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